スラリーの比重効果および調整
比重はスラリーの最も重要な制御指標の一つであり、その大きさは主にスラリー中の固相の含有量と固相の比重(スラリー中の固体粒子の重量または体積割合)によって決定されます。 比重の大きさが異なると、異なる圧力や気圧を形成することが分かっています。
比重が大きいほど圧力が高くなり、泥水が周壁に支持されることになり、この観点のみから、地層の安定性が悪いところでは、泥水の比重を比較的大きくして安定化効果を得ることになる。 しかし、比重が大きいということは、無駄な固形分を多く含むことになり、泥肌が厚くなるだけでなく、レオロジー性が損なわれ、充填時の圧力が上昇して注入が困難になることが予想されます。
そのため、用途に応じてスラリーの比重を設計し、必要であればスラリーに重りをつける必要があります。 一般的に使用される分銅は、水に溶けない不活性な物質を粉砕・加工して調製される。 加重材料の条件は、密度が高く、摩耗性が低く、粉砕が容易で、スラリーの他の成分と相互作用がないことである。 業界で一般的に使用されている重り材は、バライト粉、パーライトなどです。
バライトパウダー
しかし、従来のベントナイトスラリーの製法では、粘度と比重は基本的に正の相関関係にあり、施工への影響もほぼ同じ傾向であるのに対し、一部の特殊化学スラリーはこれとは異なり、添加量が少ないためにごく少量の化学添加物によってスラリーの粘度を高める傾向があるので比重はほとんど変わりませんが、粘度の上昇は壁の保護や支持といった役割も果たし、それが特徴であることに注意すべきといえます。
新型チキソトロピックスラリー
私たちBSIが開発した新しいチクソトロピック泥は、ベントナイト泥の形成状態を、サポートや潤滑のための添加剤をごく少量混ぜることで調整する、化学泥に近いものです。 また、さまざまなニーズや作業環境に対応するため、その比重を調整する方法についても検討を始めています。 そのため、各種シールド、パイプジャッキ・バーティカルシャフトなどの作業方法に広く使用することができます。 また、一般企業との応募・交流もお待ちしています。